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怪物制作所ってなに?

平成2年、はくばくに1つのプロジェクトチームがあった。その名は「怪物制作所プロジェクトチーム」。
そのチームは衝撃的な商品を次々と開発し、反響を巻き起こした。
はくばくの歴史を振り返っても、いや、日本のインスタント麺の歴史を振り返っても
稀有な商品たちの誕生秘話を当時のプロジェクトメンバー有浦毅と後藤和之に語ってもらった。

怪物制作所 平成2年~4年ごろ

◆ ネーミング

その当時はインスタントラーメンブームで、大手メーカーからカップ麺、ノンフライ麺の新しいネーミング、形態が次から次に登場していた。そんな大手に対抗するため、市場にない商品をびっくりするネ-ミングで商品化しなくては市場に受け入れられない状況だった。わが社では、それが「怪物制作所」。怪物どもが秘密兵器的に作り出す商品という発想は世に受けて、「怪物が作り出す次の商品は何?」と期待されたものだった。担当メンバーはアイデアを連発することに燃えていた。

(スゴさとはなんだ?)

誰も今まで気がつかなかった楽しいおいしさに目をつけたのです。

(もの(商品)とはなんだ?)

ものがあふれている時代には、スキマをねらったもの。そんなものが欲しかった。

(クリエイティブ(発想)とはなんだ?)

自由な発想の思いをこめて「製」の字ではなく「制」の字にしたのです。

(つくる、造る、作る…?)

いわゆる。一生懸命みんなでつくったのですよ。

((工場)だってよかったんじゃない?)

怪物制作工場ではなく、怪物制作所にしたのは、大手メーカーにはできない様な、
小回りのきく、ちっちゃくても元気な所という位置付けにしたかったのです。

このような今までにない新しい発想でインスタントラーメンを作っていく、
という意味をこめていた。で、そのラインナップは…!
冷し中華

冷し中華のカップラーメンは珍しいが、当時これが初めてのインスタント冷し中華だった。

イカ姿 焼ウドン

当時、焼ウドンのインスタントはなかった。何か面白いことができないか考えて、イカの姿焼き珍味(しょうが醤油味)を入れた。お湯を入れると、このイカからも味が染み出る仕掛け。3分待てない人は、先にイカをかじってもいい(笑)。結構ヒットして、コンビニでも評判だった。

草食獣(焼そば)

麺にホウレンソウを混ぜて緑色にして、具はキャベツを上に乗せた。で、草食獣と名づけた(笑)。肉を入れるとコストが上がってしまうし(笑)。焼そばにマヨネーズを載せたのは、これが初めてだったと思う。というのも、もともとは、お好み焼き焼そばを目指していたから。でも、なかなか、お好み焼きに見えなくて、草食獣という焼そばになった。
これは、ゴジラの映画にも登場した。監督が、この焼そばを覚えていて、夜食のワンシーンに使ったのだ。草食獣が怪獣映画に出演したのだ(笑)。

「カツ火山」(カップラーメン)

カップラーメンを逆さにして陳列してもらうという商品。ひっくり返すと火山みたいな形に見えるのではないかと考えた。粉スープ、麺にお湯をかけると、重曹と酸味が混ざって(溶岩みたいに)本当に泡がぶくぶく出る。そこに珍味のカツを乗せてカツ火山、味はしょうゆ味。もう1つはカレー味。これはカツとくればカレー味ということで。これはぶくぶく泡は出ない。
これを発売した日に予期せぬ噴火があり、すぐにお蔵入りになったという幻の商品。

◆ やってみろ

若いプロジェクトメンバーに当時の社長(現会長)が「好きなことをやってみろ。会社が元気になればいい。」と声をかけてくれて、人を集めてくれた。それがあったから、営業課長、生産課長など先輩たちに、カップを初めて作ることなど協力してもらえた。
若手にこんなことをやらせてくれた会社がすごい。大手メーカーから、「うちではできない、インスタントラーメンを変えた」と言われたのを覚えている。

◆ 苦労したこと

会社のそばの高校に試作品とやかんを持って行って、100人くらいの学生さんに試作品を食べてもらって感想を尋ねたりした。「結構おいしい」と言ってくれて。消費者が開発に参加した例だと思う。
当時は半年スパンで商品開発するペースだったので、青(冷し中華)赤(焼ウドン)緑(焼そば)黄(ラーメン)まで2年~2年半。味の研究で地方を食べ回ったり、味をより良くしようとサンプル作りや試食もたくさん行ったが、それは苦労とは感じなかった。でも、商品アイデアを搾り出すのはとても大変だった。24時間、休みのときにも頭の中は商品の企画のことばかり考えていた。でも、やりがいがあって楽しかった。

◆ ボツになったもの

怪獣が口から火を噴くイメージの、ものすごい辛いラーメン。1回は食べてもらえるが、2回目はないんじゃないか、とボツに。

◆ 良かったこと

商品もそこそこヒットしたが、何より会社の雰囲気が元気になったこと。
怪物制作所は、若い消費者に受けることやトレンドなどを研究し商品開発主導で商品ができあがっていく原点だったと思う。全社一丸となって商品を育てていくのは素晴らしいことだった。今の若いはくばく社員も、もっとチャレンジしていって、これからの新製品も全社一丸となって育てよう!

わか・たかラーメン ちゃんこラーメン 平成4年

カツ火山で怪物制作所のシリーズはひと段落。次は、わか=わかめ、たか=たかなを入れたしょうゆ味のラーメンと、味噌とんこつ味のちゃんこラーメン。これは美味しかったし、若貴の相撲ブームもあって売れた。テレビのクイズ番組でも問題として紹介されたことがあるほど話題にもなった。
パッケージの蓋では、怪物が相撲をとっている図柄で、怪物制作所から怪物でつながっている。